煤そうじ ~本棚とさらし~
本棚の煤そうじが終わったので、久しぶりにきれいになった本棚を記念に写真に撮ってみた。久しぶりに出したノートとか見ると思い出が蘇ってきて、なかなか掃除がはかどらなかったけど、いったん本棚のモノを全て外に出したから、いい断捨離にはなった。
この本棚は四年前くらいに、シナランバーコア合板で作った。
古い板だっだので表面が少しざらついており、マイクロファイバークロスではひっかかって拭きづらく、手ぬぐいではひっかかることなく拭けるのだ。
プラスチックのモノは、マイクロファイバークロスで拭くと煤がにじむが、手ぬぐいだとにじまずにきれいになるのだ。手ぬぐいも石鹸で洗えば、きれいになるし。
それで最近、掃除にも手ぬぐいが良いかもしれないと思っている。
もともと、手ぬぐいの肌触りの良さ、かさばらない、乾くのが早い、ので気に入ってはいた。
そして、また手ぬぐいを買おうと購入履歴を調べていたら、生地に種類があることを知った。
私が今まで使っていたのは、文という規格らしく、今回は、文より生地が厚い特文と、文より目の細かい特岡を買ってみた。
好きな長さで使いたいので思い切って一反の晒を買った。初めて買ったよ。
左の富士かもめが特文。右の雪かもめが特岡。
触った感じは、特文の方がしっかりしてて生地が厚く、特岡の方がしなやかだ。
さっそくカット。
台所用の手拭きに特文を100cmほど。
布団の頭を置く部分に特岡を130cmほど。
バスタオル代わりに、特文と特岡を180cmほど。
ちなみに裁ちばさみも特級なのだ。
別に普通のはさみでも大丈夫だろうけど、どうせ端はほつれるのだし。
私は良く切れるものが好きなので、なぜか5000円もした裁ちばさみを持っている。
そして、水洗いして干す。
ここは、
失われた江戸の文化を感じるべく手洗いした。
大きなボウルに蛇口から水を注ぎ、晒を入れ、手を入れる。
指先から伝わってくる!
ジンジンする!
感じるぜ!!
水の冷たさを!!!
左からは特文、特文、特岡、特岡、特文だ。
見た目じゃ、絶対区別がつかない。
幅も2cmほど特岡が広いくらいだし。
一年半ほど前から手ぬぐいを使い始めて、その時はバスタオル代わりにも使ってみたけど体を拭きづらくて、風呂上りはタオルを使っていた。
でも、「ふく」のではなく「ぬぐう」感じで使うのだろう。
タオルでふく感覚に慣れた私には、ぬぐう感覚が分からなかったのだと思う。