HH-2 ~タンク清掃~ レストア
今回は、タンクを清掃していきます。
家に有った、クレ556、真鍮ブラシ、耐水ペーパー#180、#240、クエン酸、ワセリン、ハイネリー、を主に使いました。
まずは、漏れがないかの確認も合わせて水洗い。
漏れはないみたい。
円筒状のとこを、中性洗剤とスポンジで洗い、556をかけて、真鍮ブラシ、耐水ペーパーで磨く。
が、なかなか汚れが落ちない。
てか、この部分に手は入るけど非常に磨きづらい。
だいたい、まともに金属を磨いた事も無いけれど。
なので練習も兼ねて、この芯を装着したら表には見えない部分から磨いていく。
556じゃ汚れが落ちなくなってきたので、クエン酸を使ってみる。
クエン酸1:水4の危険なクエン酸水にキッチンペーパーを漬け、円筒部分にラップを巻き、逆さまにして放置。
その間、クエン酸水に錆びたねじ等のパーツを入れ、様子見。
15分くらいで錆が浮きだしてきたので、取り出して歯ブラシで磨く。
その後、円筒部分のラップ、キッチンペーパーを外し激落ちくんクロスで拭くと、けっこう汚れがとれる。
クロスに汚れが付かなくなるまで拭き、ペーパーで磨くとさらに汚れがとれてきたので、ペーパーにクエン酸水を付けながら磨いていく。
指が痛くなってきました。
ニトリル手袋を付けていたけど、クエン酸水が強力すぎて手袋が耐えられなかったのでしょう。
ヤバいなと、急いで手袋を外し、石鹸で手を洗い、ワセリンを塗る。
新しいニトリル手袋をはめ、その上からワセリンを塗り、さらに手袋をはめ、またさらにワセリンを塗る。
他に手を保護する方法が思いつかなかった。
クエン酸の強力さを身をもって体験した私は、ボロ靴下を切って円筒部分の底に巻いて、クエン酸水が垂れても大丈夫なように、タンク底を保護する事にした。
それから、クエン酸水ペーパーを使うことにためらいが出て、真鍮ブラシで磨いてみたが汚れがとれない。
ので、意を決して、クエン酸水ペーパーでの磨きにラストスパートをかける。
指が痛くなる事は無かったけれど疲れてきたので、クロスで汚れが付かなくなるまで拭く。
ワセリンを円筒部分に塗ってとりあえず保護。
円筒部分の上の方、芯が燃える部分に近い所、は綺麗にしたかったので、後はその部分だけを磨く。
クエン酸水は止めて、耐水ペーパー、真鍮ブラシのみで汚れをとっていくがなかなかとれない。
ふと、ワセリンをつけて耐水ペーパーで磨いてみた。
ワセリンでも落ちる。けど、耐水ペーパーについた汚れが落ちず使い捨てになる。
真鍮ブラシで磨いても、ブラシについた汚れがとれなくなる。
で、ワセリンペーパーで磨いていたが、角の部分がペーパーでは磨きづらい。
ふと、使ったことのないハイネリーがある事を思い出した。
ハイネリーをつけて真鍮ブラシで磨いていく。かなり汚れが落ちる。
磨く、拭く、磨く、拭く、を繰り返しながら、思った。
ハイネリーは弱アルカリ性だ。
芯が燃える部分に近い所の汚れは、錆よりも焦げなどの汚れが多いのだろう。
ましてや、このストーブは石油コンロだ。鍋をのせたりしていたのだろう。
例えば、おしるこを作っていて、汁が垂れてこびりついた汚れかもしれない。
落ちない汚れもあるよな。だって、それがこいつの歴史だから。
4時間ほどやっているので、いろいろと限界がきたので切り上げ、最後は中性洗剤でタンク全体を洗い、シャワーヘッドをタンク内に突っ込み、水で流す。
タオルで拭いた後、ドライヤーでタンク内を乾燥させようとしたが入らないので、ストーブの天板に逆さまに乗せ、写真を撮ろうと思ったがすぐに熱くなったので降ろした。
乾いたら、とりあえずの錆防止でワセリンで拭いて、乾拭きして終了。
裏側。
最初からでしたが、塗料の垂れがちょっと残念。
脚にも錆があったので、ちゃんとした錆止めを塗りたいところです。
脚とタンクの取っ手が同じようなデザインになってるのは、イイですね。
次は、ピカール、目の細かい耐水ペーパーを買って、芯調節器を清掃していきます。