HH-2 ~錆取り剤と耐水ペーパー~ レストア
リン酸系の錆取り剤で芯調節器の錆落としをやってみようと、買ってきたのがこれ。
AZ スーパーサビ取り
初めてのリン酸で迷ったけど、結局は安いという理由で。
この芯調節器に筆で塗っていきます。
ドロッとした液体です。塗って場所によってはすぐ白くなりました。
マスクして換気扇回してましたけど、臭いです。
目にもきます。保護メガネ的なのがあればよかったけど。
出来れば外でやりたい。
臭いので、蓋をしてベランダに出しました。
15分ほどして、拭きとります。
まあまあ錆が落ちてます。
マイクロファイバークロスで拭きとったけど、綺麗に拭きとるのも大変です。
二回目の塗って15分後に拭きとったのが、これ。
メッキも剥げてしまいました。それでも落ちない錆があります。
40年以上前の石油ストーブなので仕方ないね。
三回目は塗ってステンレスブラシでこすっていきます。
錆が落ちるだけ落ちたら、拭きとり、また塗ってこする。
この辺りで、両隣に住む東南アジア系の人達の部屋から独特のスパイスの匂いが漂ってきました。
私の部屋は、築30年の木造アパートで通気性抜群ですが、それでも錆取り剤の
臭いはきついです。
ついに臭いに耐えきれなくなり、水で洗い流した。
ついでに、重曹をかけてブラシでこする。
焦げのような黒い汚れは、かなり落ちた。
ここから、耐水ペーパーで磨いていきます。
錆防止もかねて灯油を使ってみます。
とりあえずは#400のペーパーで磨いてみた。
錆取り剤を使った後だから、#400くらいできれいになるかなと思ったけど、
落ちない錆もあるので、#240のペーパーを使う。
耐水ペーパーで磨いた後の灯油と混ざった液で、真鍮ブラシで磨くと、凹んだ部分の錆が取りやすいことに気付いた。
真鍮ブラシは柔らかいんだね。
ただ、真鍮ブラシがボロボロでやりづらい。
#240でも落ちない部分があるので#120を使う。
#120でも落としきれない。
後、手元にあるのは#60だけだ。
#60なんて使ったら、いったい何のために錆取り剤を使ったのか。
錆落としを始めて三時間は経ってる。
#120でだいぶ粘って磨いたけど、ここまできたらもっとキレイにしたい。
ついに#60を使うことにした。
落ちるとこまで落ちたら、あとは上がるだけだな。
もうどうなっても知らねえぜ。
磨きすぎて摩擦熱で灯油が発火しても知らねえ。
灯油の発火点は250℃くらいかな。
どんだけ磨いても、金属と灯油と耐水ペーパーで火が起こることは無く、体力の限界がきて終了。
次の日、
耐水ペーパーを#120、#240、#400、#800、#1500まで上げて灯油を使って磨いた。
だんだんと、右側を右手で磨いて、左側を左手で磨けるようになってきた。
最後に、AZ 長期防錆オイルをつけて拭いてみた。
耐水ペーパーを使っての磨きは、計6時間くらいやった気がする。
もう、指、手、上半身がしんどい。